一般企業へ就職してから・・・音楽大学の短大って中途半端な学歴で、一般企業の就職先もなくて本当に苦労した就職活動~(^_^;) 私を拾ってくれたのは、とある販売会社のシステム営業部。 パソコンやワープロなどのOA機器のインストラクターとして採用された。 3月末から研修センターでお泊りの新人研修で 営業的な仕事が多いので、名刺交換などの練習もやった。 同期には、営業・技術・事務・インストと30~40人くらいいたかなぁ。 音大卒ということで、同期からも興味をもたれる存在になれたことはラッキーだったかも。 最初は本社で先輩方に囲まれみっちり、上下関係の厳しさなんかも教えられた。 私はパソコンのインストラクターとしてデビュ! まだ、パソコンが会社に一台あるかないかの時代。 1セット150万円もするパソコンを売っていたなんて、夢のよう。(^^) インストラクターの仕事は、パソコンを販売するためのデモンストレーションや、 パソコンを購入した会社へ行って納品、説明をすること。 その後のフォローとしてパソコン教室で初級、中級、個別スクールの講師としての仕事をこなす。 毎日、毎日、忙しかった。 少しして、すぐに自宅から近い営業所に転勤になる。 なぜそこに行ったのか?それは、先輩社員が免停で運転できなくなって 私がその先輩の運転手に任命されたのだ。 先輩の足になって、どこへでも行ったおかげで、かなり勉強になった。 先輩と仲良くなったおかげで、他の先輩にもよくしてもらって 他の営業所へ出向いたり、遠いエリアに出前パソコン教室などもやって 飽きることのない仕事にやりがいを感じていた。 ピアノは苦手だったけど、パソコンのキーボードはどんどん好きになって ピアノの経験が少し活かされてる?って思ったりして。 社員同士の交流も多く、社員旅行、宴会、テニスやスキー旅行など楽しいこともあった。 が、色々なことが変わっていくのはあたりまえ。 パソコンのインストラクターはパソコンのフォローがメインだったのに いつのまにか、販売することに力を入れるようにお達しが出た。 営業さんとの同行が増え、飛び込み営業をやったりもした。 営業ではないけど、目標台数が設定され、毎月ある営業会議が憂鬱になってきた。 営業職が強くなると、毎日終電で帰るような生活。 仕事は充実していたけど、アフター5なんて自分にはなかった。 習い事に行っている友達が少しうらやましく思ったこともある。 会社と自宅の往復・・・仕事が少しできるようになって、後輩が増えると 誰でも一度は立ち止まってみたくなるもん? このまま、こんな生活してていいのか?って。 仕事は好きだったけど、 身体も心もボロボロになることがあって、だんだん仕事が辛くなってきた。 その頃、出会ったのが今の夫(かみさん)。 まさに、白馬に乗った王子様だと思った。 仕事で大変なときはいつも助けてくれた。 おかげで会社を退職する決意もできて、4年半で退職することになる。 今でも、あの会社に就職できて本当に良かったと思う。 音楽とは関係ない会社だったけど、採用してもらって感謝している。 先輩や上司、同僚に恵まれて本当に充実した中身の濃い4年半だった。 つづく |